日本原子力研究所水性均質臨界実験装置の
一部変更について
原研水性均質臨界実験装置の一部変更について昭和37年2月21日内閣総理大臣あて、安全性に関する書類の提出があり、2月24日原子炉安全専門審査会に諮問し、第8部会が設定され審査を開始することとなった。その変更の概要は次の通りである。
1.変更内容
(1)熱出力10Wより50Wに増加
(2)核燃料物質の使用量285U:2kgより5kgに増加
(3)ブランケット液:重水より重水酸化トリウムスラリーに変更
(4)装置の変更
イ ブランケット液循環系の増設
ロ 硼酸重水注入装置の増設
ハ 放射線遮蔽の増設
2.変更理由
ブランケット部に重水酸化トリウムスラリーを入れた実験を行なう。
3.工事計画
工事工程は着工してから約5ヵ月で終了する予定である。
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