昭和36年度放射能対策研究の委託費決定状況について

 ソ連の核実験の再開に伴い、放射性降下物(フォールアウト)の急増と来春のピークにおける対策のために必要な研究費として科学技術庁に計上されていた昭和36年度特別研究促進調整費から28,341千円をこれに当てることに決定した。

 その内訳は各省庁関係機関(放射線医学総合研究所および農林省畜産試験場)に8,512千円の移替と研究同体に対し委託研究(6件)として9,731,908円を交付した。これらの研究事項、研究分担および研究費は別表のとおりであって、12月16日から実施されている。

 なお、未確定研究費として10,097,092円があるが、2月上旬までにはその使途が決められる予定である。

昭和36年度特別研究促進調整費から放射能対策研究への支出表