合弁会社ダイナボット・ラジオ・アイソトープ研究所の設立および同社の甲種技術輸入について
上記についての申請が提出されていたが、このほど原子力委員会において両件とも妥当と認められた。なお、正式の認可をうけるため、外資審議会の検討をうけることになっている。
その概略は次のとおりである。
A(合弁会社)ダイナボット・ラジオアイソトープ研究所の設立
1.出資者 アボット・ラボラトリーズ・エス・エイ・アール・エル(スイス)および大日本製薬(株)が折半出資
2.資本金5,400万円
3.事業の目的放射性製品の製造販売
4.設立に伴って外国出資者から得られる利益放射性製品の製造に関するノウハウ、技術情報および輸出権
5.送金事項配当金を送附
B(株)ダイナボット・ラジオアイソトープ研究所の技術輸入(甲種)
1.技術の種類
放射性製品の開発、製造、使用、販売に関する技術
2.技術輸入先
アボット・ラボラトリーズ(アメリカ)
3.輸入技術の内容
(1)放射性医薬品、工業薬品等の製造、試験、輸送、障害防止等の技術
(2)実施権、販売権等につき、アボット社はダイアボット社に、次のものを許与する。
(イ)ノーハウを国内において使用する独占的実施権および販売権
(ロ)本邦からの海外輸出権
4.技術援助の方式
上記項目について、詳細な技術情報をうける。また技術者をアボットの工場に派遣し、訓練を受けることができる。
5.契約期間
会社存続中
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