第10回国連科学委員会

 第10回国連科学委員会は1961年8月28日から9月17日までの3週間にわたってニューヨーク市の国連本部において開かれ、日本からは政府代表塚本憲甫(放医研所長)、代表代理檜山義夫(東大教授)、田島英三(立大教授)、田島弥太郎(遺伝研)の四氏が出席した。

 会議では、1962年末の国連総会に提出される報告書の主文に付属させられる。Annexの各章−ここに専門的な科学的資料が述べられる−の作製に主点がおかれ、各国から持ち寄られた論文、事務局実に対する意見書、各種資料の検討審議が行なわれ、事務局案の内容変更、新資料の追加等が行なわれた。わが国から委員会に提出された論文・資料は別紙のとおりである。

 次回、第11回国連科学委員会は1962年3月5日から3月23日までニューヨークにおいて開かれる予定である。