−資料−

　世界各国において現在建設、運転または計画中の動力炉は、すでに合計100基にのぼっている。その性能項目等については、各方面から数多くの資料が発表されているが、必ずしも内容が一致せず、そのいずれをとるべきか明らかでない場合も多い。現在のところ、もっとも信頼できるのはIAEA事務局の編集にかかわるDirectory of Nuclear Reactorsであると考えられるが、これには新しい計画がふくまれていないという欠点がある。

　本一覧表は、海外諸国から直接入手した情報資料にもとづき、最も信頼でき、かつ最新の情報をふくむ動力炉一覧表を作成する目的で原子力局調査課で編集したものである。

１．動力炉（Power Reactor）だけでなく，実験炉（Ex-perimental Reactor），動力試験炉（Power Demonst-ration Reactor），原型炉（Prototype Reactor）を含んでいる。

２．作成時点は1961年５月１日である。

３．運転可能（運），建設中（建），計画中（計）の言葉の定義は次の通りである。

ｉ）運転可能・・・すでに臨界に達したことがある炉で解体されていないもの。

ii）建設中・・・少くとも敷地の掘さくが行なわれているもの。

iii）計画中・・・建設計画が公式に発表されているもの。

１．国別一覧表