原子力発電会社東海発電所の起工式について

 かねてから、基礎工事を進めていた、日本原子力発電株式会社の東海原子力発電所(天然ウラン黒鉛型電気出力約16万kW)は、通産省による工事施行一部認可を契機として、起工式を挙行するはこびとなった。

 昭和36年6月9日午後2時を期して、茨城県東海村の現地において折からの雨にもかかわらず、原子力委員、通産省政務次官、英国公使、GEC代表者、会社首脳部、その他多数関係者列席のもとに盛大な起工式が挙行され、その前途が祝福された。