IAEA 技術援助による外国技術者の招へい

Dr．L．SilvermanおよびDr．P．A．Morris 来日

　昭和36年度 IAEA 技術援助としてモーリス博士が６月30日、シルバーマン博士が７月２日来日した。両博士ともに２週間滞在し、シルバーマン博士は、原子炉の安全性および災害評価、モーリス博士は、原子炉の検査技術について原子力委員会、原子力局、日本原子力研究所、原子燃料公社および日本原子力産業会議関係との懇談のほか、東海村および関西視察講演会および討論会等を行なった。

　なお、両博士の略歴は下記のとおりである。

記

　　　　Dr．Leslie Silverman

現職： Harvard大学（環境衛生工学）教授
米国AEC原子炉安全諮問委員会議長
　
1914年： シカゴで生まる
1936年： Illinois大学卒
1938年： Rutgers大学よりMechanical EngineeringのD．S．Degreeを得る
1939年以降： Harvard大学教授団員
1943年： Harvard大学よりIndustrial Hygine Engi．のD．S．Degreeを得る
1958年以降： 米国AEC所属

　　　　Dr．Peter A．Morris

現職： 米国AEC検査部次長（原子炉担当）
AECのSL−1原子炉事故調査委員会委員
　
1921年： 生
1943年： Swarthmore College卒（学位数学）
1943年┐
1946年┘ 		米国空軍に勤務
1946年┐
1948年┘ 		SwarthmoreのBartel Research EoundationにてJunier Physicistとして
宇宙線の基礎研究に従事
1951年： Virginia大学理学博士（Physics）を得る
1951年┐
1957年┘ 		Savanna River Plantにて、Senior Supervisorとして生産炉の立地条件の
検討と生産炉運転に必要な安全規定の作成に従事。