水戸射爆撃演習に関する最近の経緯について

(1)本年3月22日および24日の両日、東海村原子力施設の周辺(22日−東海村大字照沼,24日−那珂湊市柳沢)に米軍演習機による模擬爆弾(いずれも25ポンド)の誤投下事故が相次いで起った。

(2)上記の件にかんがみ、同24日科学技術庁長官より外務省および調達庁を通じて米軍に対して抗議を行なったところ、同日、在日米軍司令官バーンズ中将から次のとおり回答があった。

(イ)誤投下の原因を徹底的に調査する。
(ロ)水戸射爆撃場の使用を一時中止する。

(3)4月6日の日米合同委員会において、米軍側から前記の調査結果にかんがみ、高空からの爆撃演習等先の誤投下の原因となったような高空における陸上標的に対する演習は今後停止する旨の意向を表明し、同月7日から演習が再開された。