原子力局

昭和36年度国際原子力機関留学生募集

 国際原子力機関(IAEA)フェローシップ計画に基づく留学生の募集は、国際原子力機関における候補者推薦の受付期限が、昭和36年1月2日(35年までは2月15日)と指定されたため、一般留学生と区別して下記募集要領を決定し本年11月1日にその募集を開始した。

昭和36年度国際原子力機関留学生募集要領

 国際原子力機関フェローシップ(IAEAフェローシップ)に推薦する者の募集を下記の要領により実施します。

 ただし、上記応募者であっても、追って募集予定の一般留学生についても、応募することができます。

 いずれの場合においても、大学関係者は別途文部省から募集の予定です。


1.専門別分野は次のとおり。

a 原子炉工学関係(原子力船、核融合を含む)
b 核燃料、再処理、廃棄物処理関係
c 原子炉材料関係
d 放射線利用関係
e 放射線障害防止関係

2.応募資格

1)年令は、特に制限はない。

2)原子力関係の仕事に従事している者であって、訓練期間終了後も原子力関係の仕事に少なくとも2年以上従事する者であること。

3.応募手続

1)所属機関別に次の所属長から、原子力局長へ順位を付して推薦すること。

a 各省庁……官房長(またはこれに代る者)
b 日本原子力研究所……理事長
c 原子燃料公社……理事長
d 地方公務員……地方自治体の長
e その他の機関……社長(またはこれに代わる者)および日本原子力産業会議メンバーの場合には同会長

2)推薦状には、別紙様式による調査表各5部を添付すること。

3)推薦の締切は次のとおりとする。
 昭和35年11月30日(水)

4.選  考

a 書類選考 面接試験および語学試験等の結果を参考にしてIAEAへ推薦する者として内定する。
b 面接試験および語学試験は昭和35年12月上旬ごろ行なう予定であるので決定次第通知する。
c a項の内定者のうち、身体検査にパスした者を推薦する者として決定する。

5.留学期間、留学生との受入交渉
 IAEAフェローシップ(Nuclear Science Fellowship)参照

6.経費負担

a IAEAフェローシップ(Nuclear Science Fellowship)参照
b 渡航に伴う雑費および往復旅費は原則として、日本側の負担となるが、所属機関別に次の区分により負担するものとする。

a)国家公務員……原子力局
b)日本原子力研究所職員……同研究所
c)原子燃料公社職員……同公社
d)地方公務員……地方自治体
e)その他の機関職員……所属機関(会社等)
      留学生調査表記載注意

1.推薦者において記入すること(応募手続1)参照

2.次のように略称すること

a 原子炉工学関係(原子力船、核融合を含む)……原子炉とする。
b 核燃料、再処理、廃棄物処理関係……燃料
c 原子炉材料関係………………………………材料
d 放射線利用関係………………………………RI
e 放射線障害防止関係…………………………障害防止

3.記入しない。

6.年令は昭和35年12月1日現在とし、1年未満は切り捨てること。

11.該当事項を○で囲むこと。

留学生調査表


12.東京および近郊を除く地方の者は、東京の連絡者を決めて、それを記入すること。
13.会話のできる外国語を書くこと。
14.15.具体的に書くこと。
20.研究所であれば入所希望の部所名、大学であれば受講コース名等を記入すること。ただし、不明のものは記入しなくともよい。
21.経費負担bを参照のこと。
25.学士、修士、博士等を記入すること。
28.大学院における研究題目、または博士号のある者は、その論文名、受けた年を記入すること。

(備考)
1.更紙大の用紙を中央で折って、片面をB-5の大きさとすること。
2.タイプまたはがり版づりとすること。
3.原子力局へは5部提出すること。