放医研第3回放射線防護短期研修課程の開催


 放射線医学総合研究所の養成訓練部においては、第3回(昭和35年度としては2回目)放射線防護短期課程の募集を9月10日で締め切った。今回の応募者は53名であって、研修期間は昭和35年10月3日(月)から11月29日(火)まで8週間、募集人員は30名であった。

 今回の応募者には、大韓民国の大学からも応募があり、特に民間企業からの応募者が22名と多かった点がこ注目される。

 これらの応募者につき、9月15日、原子力局アイソトープ課、放射線医学総合研究所、日本放射性同位元素協会、日本原子力産業会議、日本原子力研究所の代表からなる選考委員会を開催し、研修生30名を決定した。選考にあたっては、放射線管理に従事している者およびその行政事務にある者はもちろんであるが、アイソトープの利用技術者についても、今後は放射線管理の技術も必要となるので、これらの者を若干名加えたことおよび毎回希望しても選考に漏れた者は、かなり考慮した点である。これら決定者は目下研修中であって、大韓民国の慶北大学からの研修生も参加しており、専門別、機関別の応募者、決定者は次表のとおりである。