第4回国際原子力機関総会は、オーストリアのウィーンにおいて、下記により開催された。
1.総会日程
9月20日(火)から約2週間
2.出席者
代 表 |
オーストリア駐剳特命全権大使 |
|
古 内 広 雄
|
代表顧問 |
原子力委員会委員 |
|
石 川 一 郎
|
|
立教大学理学部教授 |
|
田 島 英 三
|
代表代理 |
在オーストリア日本大使館参事官 |
|
外務事務官 藤 山 楢 一
|
|
外務省国際連合局 |
|
科学課長 栗 野 鳳
|
代表随員 |
科学技術庁原子力局原子炉規制課 |
|
総理府技官 伊 原 義 徳
|
3.議事次第
1.開会式
2.議長の選出
3.副議長の選出
4.一般委員会の指名(議長1名副議長8名の委員長および委員4名)
5.第4回定例会議の政府代表信任状捧呈
(a)信任状捧呈委員会の指名(委員9名)
(b)信任状捧呈委員会の報告
6.第1回討論の協議事項採択および項目配分
7.国際原子力機関への加盟国候補について(ガーナ)
8.閉会期日決定
9.事務総長演説
10.1959〜60理事会の一般討論および報告
ここでわが代表の一般演説が許される。
11.1961年計画、予算および活動資金
12.原子力の開発
本議題の下でかねてPanelで検討されていた中小型動力炉(主として後進国開発のためのもの)に関して討議されるであろう。
13.1961年の加盟国分担金
159,213ドル
14.機関の技術援助提供管理規則
15.1959年会計報告
16.IAEAと他の政府間機関との関係
IAEAと国連関係以外の国際機関(たとえばOEEC、EURATOM)と技術援助、情報交換等で協力するか否かについて討論される。たとえばソ連はEURATOMはNATOと関係があるとして反対するといわれている。
17.手続き規則の改定
18.機関の安全保障
IAEAを通じて加盟国に供給した核燃料およびこれから生成されるプルトニウムの軍事転用を監視するための措置で今次総会の主要議題になるであろう。
19.1961年拠出金
22,000ドル
20.理事会委員会の選出
今回改選になるのはインドネシア、オランダ、ペルー、アラブ連合、ベネズエラである。理事国は総員10名でわが国は理事国である。
21.国連総会への機関年報提出
22.1960〜61年の国連経済社会理事会への機関年報提出
23.機関職員年金委員会委員選出
24.第5定例会議開会期日決定
25.閉会式
|