IAEAの燃料要素成型加工に関するシンポジウムについて

 

 IAEAではさる5月10日から13日までの4日間、ウィーンにおいて燃料要素成型加工に関するシンポジウム−特に被覆材について−を開催した。

 同シンポジウムは
1.被覆材の性質
2.燃料要素の成型加工
3.品質管理および検査
4.腐食および照射損傷
5.燃料要素成型加工の経済性および開発の動向
 の5部門に分けて行なわれた。口頭発表論文総数は49編であった。

 わが国としては昨年末このシンポジウムに対する参加招請をうけて以来、原子力委員会において論文の収集を行ない、論文選考委員会(委員長、三島徳七東大教授)を設けて提出論文を検討した結果、次の論文をIAEA事務局へ提出し、また下記2名が参加した。

〔口頭発表論文〕
 「スウェージング法による棒状および中空型UO2燃料体の被覆管の欠陥について」
     三菱原子力工業(株) 横須賀正寿・高橋修一郎・太田裕・関  義辰

 この論文は第3部門「品質管理および検査」において発表された。
〔出席者〕  中村 康治  原子燃料公社、西野  実  東大教授