IAEAから購入した天然ウランについて


 国産1号炉の燃料として、IAEAから購入されることに決定していた天然ウランについては既報のとおり(第4巻第6号17ぺ-ジ参照)、分析および全炉物理的不純物係数等の測定のため試料採取を行ない、原子力研究所に検定を依頼した。その結果不純物の含有量および全炉物理的不純物係数等は仕様書を満足するものと判断されたが、さらに天然ウランの実地点検を11月10日在カナダ大使館員が、日本原子力研究所、A.M.F.atomicsおよびEldorado Mining & Refining Co.関係者とともに行ない、十分仕様書を満足していることを確認した。

 なおIAEAからのTittleの移転は11月16日ウイーンで行なわれ、現品(総量6,649ポンド)は11月20日カナダのソレル会社において引渡しを受けた。