日本原子力産業会議では科学技術庁原子力局、運輸省および原子力船研究協会の協力の下にかねてから欧米の原子力船事情を調査するため、原子力船調査団の派遣を考慮中であったが、次のように正式決定した。
1.調査目的
原子力平和利用の一環として原子力船の開発が具体化されつつある今日、わが国もこの趨勢に立ちおくれることなく、その態勢を整えるために欧米各国における原子力船開発の方針ならびに現状等を調査視察し、これらの問題に関して各国関係方面との意見の交換を行ない、わが国の原子力船開発の促進に貢献することを目的とする。
2.編成派遣母体 日本原子力産業会議
協力機関 科学技術庁原子力局
運 輸 省
日本原子力船研究協会
3.調査対象国 米、英、仏、西独、諾威
4.派遣の時期ならびに期間
11月2、 3、 4日の米国原子力産業会議年次大会に出席し、 11月7日サバンナ号の見学を行なうことを考慮し、昭和34年10月22日に出発して全期間を約50日とする。
5.調査項目
(1)原子力船開発の基本方針
(2)原子力船開発研究の現状
(3)原子力船運航に関する問題点と対策
(4)経済性と燃料に関する考え方と見通し
(5)サバンナ号の視察
6.団員名簿(アルファベット順)
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氏 名 |
所 属、現 職 |
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| 団長 |
桜井 俊記 |
三菱日本重工業（株）社長 |
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浅野 拓 |
浦賀船渠（株）浦賀造船所外業部副部長 |
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大亀 実 |
三井造船（株）技術部次長 |
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福永 博 |
原子力局研究振興課長補佐 |
| 幹事 |
五幣 淳次 |
日本原子力船研究協会常務理事 |
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埴田 清勝 |
日本鋼管（株）鶴見造船所設計部長 |
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土方 義春 |
日産汽船（株）常務取締役工務部長 |
| 幹事 |
井上 亮 |
原子力局政策課長 |
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川島 栄一 |
川崎重工業（株）造船工場基本設計部原子力船課長 |
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小林 治男 |
（株）播磨造船所取締役技術部長 |
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村上 外雄 |
石川島重工業（株）取締役第二工場長 |
| 幹事 |
中野 由己 |
運輸省船舶局原子力船管理官 |
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西堀 博 |
（株）日立製作所日立研究所第6部長 |
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大沢 清一 |
三井船舶（株）取締役工務部長 |
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佐藤加賀生 |
三菱原子力工業（株）技術部長 |
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柴田 隆 |
日本原子力産業会議嘱託 |
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重満 通弥 |
新三菱重工業（株）神戸造船所造船設計部長 |
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篠田 一郎 |
日立造船（株）常務取締役生産管理室長 |
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角田 令二 |
三菱日本重工業（株）横浜造船所設計部次長 |
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山口 宗夫 |
三菱造船（株）本社技術部次長 |
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矢杉 正一 |
飯野重工業（株）取締役技術部長 |