コールダーホール改良型原子炉の設置にともなう安全問題に関する公聴会


　日本原子力発電株式会社が設置の許可を申請している天然ウラン、黒鉛減速,炭酸ガス冷却型原子炉の安全性については、 3月31日以来原子力委員会原子炉安全審査専門部会において(通産省のコールダーホール改良型原子力発電所審査委員会と共同して)審査を重ねているが、これと並行して広く大方の意見を聞くための公聴会が7月31日午後1時30分から約3時間にわたって東京グランドホテルで開かれた。

　当日は、公聴会を主宰する原子力委員会から中曽根委員長以下石川、有沢、兼重、菊池の全委員が出席したが、会場には国会から西村英一、岡良一、神近市子の各議員、原電の安川社長,一本松副社長,原研駒形理事長、英国大使館のマックレアリー氏、原子炉安全審査専門部会の矢木部会長,同第7小委員会の福田主査、その他科学技術庁横山政務次官、通産省公益事業局佐伯技術長、外務省国連局横田科学課長らを含め約300名の来賓、傍聴者および報道関係者が集まり、終始熱心に公述を傍聴した。

　(当日の発言については、公聴会速記録参照)