国際原子力機関極東調査団の来日


 国際原子力機関極東調査団が6月22日午後空路来日した。この調査団は同機関の最も重要な仕事の一つである後進国の原子力開発計画に対する技術援助をいかに有効にまた具体的に行うかを調査するのが目的で、同機関加盟国の要請により派遣されるものである。

 今回の極東の調査は、フィリッピン、韓国、台湾、ベトナム等の要請により派遣されたもので、日本については同調査団の希望により来日したものである。

 調査団の構成は次のとおりである。

団 長 ハロルド・スミス(IAEAアイソトープ部)

団 員 アルトウーロ・カイロ(IAEA訓練、人物交換部)、ムニール・カーン(IAEA原子炉部)、オ-ル・べダーセン(IAEA経済、技術援助部)、ハーバート・ヴェター (IAEAアイソトープ部)、ジョン・ウェップ(オーストラリアAEC主任現場技師)

 一行は7月2日までの11日間滞日するが、その間のおもな視察箇所は日本原子力研究所、原子燃料公社東海製錬所、原子核研究所、放射線医学総合研究所、国立遺伝学研究所等である。