国際見本市展示用原子炉について


 前号の既述のとおり、標記の原子炉施設(軽水減速、濃縮ウラン、非均質型、出力0.1W、アメリカンスタンダード社製、設置者アメリカ合衆国原子力委員会)は昭和34年3月30日設置許可になったが、その後次のような手続をへて、国際見本市開会の日5月5日に運転に入った。なお、本施設は、5月22日までの国際見本市展示期間終了後ただちに解体されることになっている。

 設計および工事の方法(その1およびその2の分割申請): 4月8日および4月18日認可

施設検査:4月11日、23日および28日実施、28日施設検査合格証交付

性能検査:燃料装入開始の4月28日から臨界および最大許可出力に達した5月1日まで実施。5月4日性能検査合格証交付

主任技術者:4月28日本原子炉の運転担当者E・ジョージ・ジョーキ(アメリカン・スタンダード社)に認定による原子炉主任技術者免状交付、4月21日同人を主任技術者に選任

保安規定:5月4日認可

運転計画:4月21日付届出