米国原子力委員会施設の視察に関する注意

 在米朝海大使から外務大臣への報告によれば、米国原子力委員会開係原子力施設の視察希望者は最近急激に増加し、同委員会管下の各研究所職員はその応接に多忙をきわめており、委員会本部としてもなるべく研究員の業務を乱すことなく、しかも外国人の視察を効果的ならしめるよう腐心しているので、日本側においてもこの間の事情を了承され、申請書の提出期限等を厳守し、かつ視察目的をあまり多目的にせず、みずからの業務に直接関連する部分にしぼって申請されるようにとAEC係官から在米大使館に対して要請があった由である。関係各方面においてもこれに協力するよう十分注意されたい。