原子力委員会日誌 (第6回〜第9回) 第 6 回 〔日時〕2月11日(水)13.45〜16.30 〔議 題〕 〔配布資料〕 審議決定および報告事項 (1)原子力局の機構について 34年度の原子力局の機構につき、2次長、7課、1管理官室、117名について事務分担、人員配置の概要説明を行い、各委員これを了承した。 (2)第2回参与会の議題について
(3)原子力災害補償調査員の帰朝報告 加舎事務官から2ヵ月にわたる米・英・独・仏等の原子力災害補償問題海外調査についての報告を受けた。 第 7 回 〔日 時〕2月18日(水)13.45〜16.50 〔議 題〕 〔配布資料〕 (1)昭和34年度補助金、委託費の要望テーマについて 審議決定および報告事項 (1)昭和34年度補助金、委託費の要望テーマについて 来年度の補助金、委託費の要望課題は3月中旬に告示することを目標に作業を進めているが、広く各界の意見を聞くため明19日の参与会にはかりたい旨提案があり、討議の結果「昭和34年度補助金、委託費の要望課題の例示」としてはかることとなり、内容については今後引き続き検討することとなった。 (2)立教大学の原子炉設置申請について 2月16日正式に申請のあった立教大学の原子炉についてその概要の説明があり、原子炉安全審査専門部会に諮問することとなった。 (3)Weinberg氏の訪日について かねて問題になっていたWeinberg氏の訪日については早急に原子力委員長名で正式に招待状を発送することとなった。 (4)金属材料専門部会の委員追加について 標記部会の専門委員に古河電工志賀知英氏を追加任命することを了承された。 (5)映画「日本の原子力」について 現在編集中の映画「日本の原子力」についての企画は原子力委員会とすることに決定した。 (6)核燃料経済専門部会について 第6回標記部会の議事録の提出があった。 第 8 回 〔日 時〕2月25日(水)14.00〜15.45 〔議 題〕 〔配布資料〕 審議決定および報告事項 (1)原子力関係科学者、技術者養成計画アンケートについて 原子力関係科学者、技術者の定義がはつきりしないので、集計した数字を専門部会で使うには再検討の要があり、また、文部省関係のものについても再検討の要ありということになった。 (2)国際見本市に展示希望のUTR原子炉について 不明な点を問い合わせ、さらに検討することになった。 (3)原子力関係各部会等への所属の重複度について 今後の委員選考の参考に供することになった。 (4)災害補償専門部会の議事について 今後1ヵ月2回ぐらい開催する旨報告があった。 第 9 回 〔日 時〕3月4日(水)14.15〜17.45 〔議 題〕 〔配布資料〕 審議決定および報告事項 (1)昭和34年度原子力開発基本計画について 昭和34年度原子力開発基本計画の一部をなす日本原子力研究所および原子燃料公社の事業計画案について中間報告ならびに問題点の指摘が行われ、今後全般的な基本計画の策定と関連せしめつつ検討することとなった。 (2)核燃料経済専門部会専門委員追加について 核燃料経済専門部会の専門委員にウラン濃縮の専門家3名を追加することが原案どおり了承された。 (3)原子力船専門部会小委員会について 原子力船専門部会の答申書にもとづき研究計画、船種船型、舶用炉の3小委員会が設置されることとなり、その小委員の名簿が提出されたが、小委員の身分、権限等に問題があるので、専門委員のほかは参考人程度のものとすることで了承された。 (4)東海大学の原子炉設置許可申請について 上記申請にかかる原子炉安全審査専門部会の答申にもとづき作成された委員会決定案が提出されたが、なお文章等に検討を加えることになった。 (5)IAEAとの天然ウラン購入交渉について 天然ウラン購入にともなうIAEA保障措置実施細目について当方の要求項目について案が提出され、質疑が行われた。 |