原子力局

 第1回原子炉主任技術者の筆記試験は3月14〜16日の3日間東京で、第3回放射線取扱主任者試験は4月1、2日の両日東京と大阪でそれぞれ行われることとなり、また昭和33年度原子力平和利用研究費補助金被交付研究の課題として教育訓練用小型原子炉の試作研究を追加募集することとなった。また原子燃料公社のパイロットプラント運転開始にあたり、記録の保持、保安規定等を中心とする核原料物質又は核燃料物質の製錬の事業に関する規則の一部改正が行われた。

第1回原子炉主任技術者試験と
第3回放射線取扱主任者試験

2月2日科学技術庁から公告

 第1回原子炉主任技術者試験の施行については、さきに昨33年12月15日科学技術庁から公告され、1月31日受験申込を締め切ったが、試験の日時及び場所がこのほど公告された。また同日第3回放射線取扱主任者試験の施行についても公告された。

 原子炉主任技術者試験

 第1回原子炉主任技術者試験の筆記試験の日時及び場所等について、原子炉の設置、運転等に関する規則(昭和32年総理府令第83号)第20条の規定により次のとおり公告する。

 昭和34年2月2日

 科学技術庁長官 高碕達之助   

1 試験の日時
         (午前9時から正午まで)  (午後1時から午後4時まで)
3月14日(土)    原子炉理論           原子炉の設計
3月15日(日)    原子炉の運転制御   原子炉燃料及び原子炉材料
3月16日(月)    放射線測定及び       原子炉に関する法令
            放射線障害の防止

2 試験の場所
 東京都目黒区大岡山1番地 東京工業大学内試験場

3 試験の合格者の発表
 筆記試験の合格者の氏名は、5月中旬に官報に公告し、筆記試験合格者証を本人あて送付する。

 第3回放射線取扱主任者試験の施行について

 放射線取扱主任者試験の実施細目及び放射線取扱主任者免状の交付等に関する規則(昭和33年総理府令第8号)第4条の規定により、次のとおり公告する。

 昭和34年2月2日

           科学技術庁長官 高碕達之助   

1 試験の日時

2 試験地及び試験の場所
 試験地                  試験の場所
 東 京 拓殖大学        東京都文京区茗荷谷32番地
 大 阪 関西大学天六学舎  大阪市大淀区長柄中通2丁目12番地

3 受験の申込

 放射線取扱主任者試験の実施細目及び放射線取扱主任者免状の交付等に関する規則第5条の規定による受験願書に履歴書、受験票の送付先を記した封筒及び写真(受験申込前1年以内に脱帽正面で撮影した名刺型のものであって、裏面に撮影年月日及び氏名を記載したもの)を添えて、東京都千代田区霞ヶ関2丁目2番地科学技術庁長官あてに昭和34年3月15日まで(同日までに到着のものに限る。)に提出すること。

 なお、受験願書に記載されている現住所を変更したときは、そのつど、氏名及び受験番号を明らかにして、その旨届け出ること。