グレアム氏の来日


 前号において紹介したようにアメリカ原子力委員会委員グレアム氏(John S. Graham)は、同氏付のテイデン(Neil D. Naiden)およびAECアジア・アフリカ課日本係のバーンズ(Richard J. Barnes)の両氏を同行して、予定どおり25日羽田着来日した。

 その後次のような日程で各方面との懇談および広島や京都を含む視察を行い、12月2日まで1週間にわたって滞日、種々貴重な示唆をもたらした。

グレアム氏略歴

1905年8月4日生
1927年 ノースカロライナ大学商科卒業
ハーバード大学、バージニア大学で法律学を学ぶ

大学卒業後4年間タバコ会社の計理部勤務

1931〜34年
1935年 弁護士開業(税務専門)
1942年 航空局予備将校
1946年 同上退役
1946年 財務次官補に任命さる
1953年 退官 以後金融顧間事務所開業
1957年9月 原子力委員に就任 現在に至る



グレアム氏滞日中の日程

11月25日(火) 羽田着来日(JAL)午後7時30分
26日(水) (午後)委員会挨拶および懇談、記者会見(人事院ビル)

(夜)委員長主催晩餐会(赤坂プリンスホテル)

27日(木) (午前)小金議員との懇談(東京会館)

(午後)産業会議との懇談( 〃 )

(夜)広島行

28日(金) 広島
29日(土) 京都大学視察
30日(日) 水戸着
12月 1日(月) (午前)原研東海研究所視察

(夜)産業会議主催晩餐会

2日(火) 羽田発離日午後10時