さる8月9日、樋口助弘博士の逝去により空席となっていた放射線医学総合研究所長として、日本医学放射線学会会長塚本憲甫博士が日本学術会議、日本医学会、医師会、日本医学放射線学会理事会等関係学会、団体等の推薦により、就任が決定、10月6日発令された。
なお、塚本憲甫博士は、明治37年9月生、静岡高校を経て東大医学部を昭和6年卒業、直ちに医学部副手として同附属病院稲田内科、坂口内科に勤務、昭和9年9月、財団法人癌研究会附属病院放射線科員兼内科員、16年同放射線科主任、21年同科部長に就任、翌年学位を受け、また29年には、サンパウロにおける世界癌学会に出席、欧米各国における放射線癌治療を視察した。 この間日本医学放射線学会評議員、同理事、財団法人癌研究会評議員、日本癌学会評議員等を歴任、33年4月日本医学放射線学会第18回会長に推され、今日にいたっている。