原子力局

昭和33年度原子力平和利用研究費補助金の交付決定

 昭和33年度の原子力平和利用研究費補助金の交付については、さる5月15日申請を締切ってのち審査をかさねていたが、このほど交付先の決定をみた。また第2回放射線取扱主任者試験が10月18、19の両日施行されることとなり、この旨公告された。ユネスコ主催のアイソトープ研修にはアジア12ヵ国から合計26名が参加して8月23日から約1ヵ月にわたり開催されている。
 なお放医研所長樋口助弘博士が8月9日逝去された。ここに謹んで哀悼の意を表する。

昭和33年度原子力平和利用研究費補助金の交付決定

 現金1億2千万、債務負担1億


 昭和33年度の原子力平和利用研究費補助金については、4月16日の科学技術庁告示第5号「原子力平和利用研究費補助金に係る試験研究課題及び申請書提出期間」(本誌第3巻第4号30ページ参照)にもとづき、同日から5月15日までの間交付の申請を受け付け、合計77件、補助金交付申請額合計954,464,241円にのぼる申請があった(本誌同第6号38ページ参照)。これらについて度重な検討をかさねた結果、8月25日の科学技術庁庁議において下の表のように、歳出予算分23件、119,979千円、債務負担行為分12件、99,951千円の交付を決定した。なお、研究委託費の交付についても追って決定を見る予定である。

 昭和33年度原子力平和利用研究費補助金交付一覧表

(その1 歳出予算)


(その2 国庫債務負担行為分)