日本原子力研究所監事の任命

 日本原子力研究所監事岡野保次郎氏は6月14日任期が切れるので、その後任について内閣総理大臣から原子力委員会に対し意見を求めてきた。原子力委員会においては6月13日(金)開催の第23固定例会議でこの点について審議した結果、同氏の再任ということに意見の一致を見、これにもとづき内閣総理大臣から6月15日付任命された。
 同氏は日本原子力研究所の設立にあたり、日本原子力研究所法附則第2条第1項にもとづき昭和31年6月8日付で原子力委員会の意見をきいて、内閣総理大臣により研究所の監事となるべき者として指名され、さらに同条第2項にもとづき、同年6月15日日本原子力研究所の成立にあたって同法の規定により監事に任命されたものとされていたものである。(監事の任期は2年と定められている。−同法第13条第1項)
 また同じく監事今泉兼寛氏の任期が6月26日で満了するので原子力委員会は前田克己氏(前日本海外移住振興株式会社常務取締役)をその後任にあてることに意見の一致を見た。
 (今泉監事は31年6月26日付監事に任命された柴沼直氏の補欠として32年10月12日付任命され、前任者の残任期間をひきついだものである。)