標記小委員会は、英国型動力炉に対する予備的仕様書草案の作成と耐震実験テーマおよびその time tableを立案して以来休会の状態であったところ、仕様書に対する英国 AEA の一応の見解も公表され、また耐震実験も進捗しつつあるが、今回新会社より派遣を予定される第2次調査団は約1ヵ月後に出発されることが考えられるので、その後の情勢を勘案し、委員を増加して英国型動力炉の地震対策に関し早急に問題点の集約を行うものとする。
１.２ 構成
委員会の構成は次のとおりである。（○印は今回の追加委員を示す）
委員長 武藤 清 東京大学（工学部）教授
○仲 威雄 〃
那須 信治 東京大学地震研究所長
谷口 忠 東京工業大学 教授
内藤 多仲 早稲田大学名誉教授
○棚橋 諒 京都大学（工学部）教授
○馬場 善雄 大阪大学（工学部）助教授
竹山謙三郎 建 築 研 究 所 長
川村 泰治 電源開発(株)原子力室付
川畑 整理 日本原子力研究所建設部次長
前田 一雄 中部電力(株)原子力課長
○一本松珠き 関西電力(株)常務取締役
吉岡 俊男 〃 原子力部長
神谷 貞吉 電力中央研究所技術研究所土木部長
若林 良一 東京芝浦電気(株)鶴見研究所原子力研究課長
松本 政吉 (株)日立製作所日立工場原子力開発部副部長
前沢 芳一 三菱電機(株)原子力技術課長
園田 晋 昭和電工(株)企画部次長（兼）原子力課長
大築 志夫 清水建設(株)研究部
甲野 繁夫 鹿島建設(株)原子力室長代理
○管田 豊重 (株)大林組研究部次長
嵯峨根遼吉 日本原子力研究所 副理事長
久布白兼政 〃 理 事
小林 貞雄 日本原子力産業会議企画部長
委員長から幹事に委嘱された者は、次のとおりである。
梅村 魁 東京大学（工学部）助教授
竹内 盛雄 早稲田大学（第一理工学部）教授
小堀 鐸二 京都大学（工学部）助教授
久田 俊彦 建築研究所第三研究部長
小野 宏治 関西電力(株) 建築課
竹山 宏 〃 原子力部
弘田 実弥 日本原子力研究所 動力炉準備室
望月 恵一 〃
秋野 金次 〃
椹 富彦 〃
また原子力局からは主として次の諸氏が出席した。
法貴 四郎 原子力局次長
加世田 昇 〃 調査課
１.３ 調査の分担
委員会においては、耐震方策の研究、仕様書関係の検討ならびに資料の作成を早急に能率的に行うため、次のように研究班を編成して、各班において研究調査の基礎資料を作成し、幹事会で検討の上、これを委員会で審議することとした。これらの概要は第2章ないし第６章に述べるとおりである。
第１回幹事会 昭和32年10月7日（月）午後
建築会館 会議室
議題：１．その後の経過報告
２．今後の検討方針について審議
３．委員、幹事の追加
第２回幹事会 昭和32年10月9日（水）夜
建築会館 会議室
議題：１．検討方針の審議
２．graphite pile 耐震化方策の検討
第３回幹事会 昭和32年10月16日（水）午後
建築会館 会議室
議題：１．graphite pile 耐震化方策の検討
２．vessel 支持法の検討
第４回幹事会 昭和32年10月22日（火）午後
建築会館 会議室
議題：１．資料説明および検討
２．設計計算の状況報告と検討
第１回委員会 昭和32年10月23日（水）午後
建築会館 会議室
議題：１．経過報告書（1次）の決定
２．graphite pile 耐震化方策の検討
３．耐震実験の状況報告
４．補強構造物の設計計算状況報告
５．今後の委員会の運営について
第５回幹事会 昭和32年10月29日（火）夜
建築会館 会議室
議題：１．研究班の編成と資料作成計画について
２．英国AEAの見解に対する返書の検討
３．設計計算の状況説明
第２回委員会 昭和32年11月6日（水）午後
建築会館 会議室
議題：１．資料説明および検討
２．英国AEAの見解に対する返書の検討
３．仕様書草案改正案の審議
第６回幹事会 昭和32年11月11日（月）午後
建築会館 会議室
議題：１．資料説明および検討
２．英国AEAの見解に対する返書の検討
３．仕様書草案改正案の審議
第３回委員会 昭和32年11月14日（木）午後
観光ホテル 会議室
議題：１．各研究班の経過報告
２．英国AEAの見解に対する返書決定
３．仕様書草案改正案の決定
第７回幹事会 昭和32年11月27日（水）午後
建築会館 会議室
議題：委員会の第2次経過報告書作成
