動力炉専門部会について

 本誌47ページ記載のように、10月28日付で次の各氏が原子力委員会専門委員(動力炉専門部会)として任命された。

 前田七之進 富士電機製造(株)企画部長

 佐伯 貞雄  通商産業省公益事業局技術長

 小林 貞雄  日本原子力産業会議企画部長

 嵯峨根遼吉  日本原子力研究所副理事長

専門部会日誌

第 10 回

日 時 昭和32年9月12日(木)午後1時30分

場 所 人事院ビル 原子力委員会会議室

出席者

 石川、藤岡、兼重 各原子力委員
 瀬藤部会長、稲生参与
 川村、吉田、吉岡、木村、森川、島、前田、大山、佐伯(代野口)、小林(代鈴木)、
 今井 各専門委員
 一本松、辻本、弘田、望月
 法貴局次長、井上幹事 ほか担当官

議  事

 瀬藤部会長の就任挨拶および前回の議事録確認の後、濃縮ウラン型原子力発電所のText-bookの作成について法貴局次長から説明を行い、次いで安全の問題について井上幹事から全般的な検討事項の試案の説明があった後討論に入り、各委員からその提出資料について説明があり、種々意見か述べられた。

第11回

日 時 昭和32年10月29日(火)午後1時30分

場 所 人事院ビル 原子力委員会会議室

出席者

 藤岡、兼重、各原子力委員
 瀬藤部会長、稲生参与 荒川、川村、吉岡、吉田、木村(代前沢)、森川、
 島(代本山)、前田(代穴原)、大山、佐伯(代黒崎)、小林、今井 各専門委員
 弘田、竹内、川口、今井
 法貴局次長、田宮幹事ほか担当官

議 事

 前回の議事録確認の後、英国型実用原子力発電所Text−book の報告があり、ついで英国型動力炉の安全性の検討の問題に入り、ウインドスケールのプルトニウム生産炉の事故に関する情報の報告があり、これに関連して安全性の検討方法について審議が行われた。最後に濃縮ウラン型原子力発電所Text−book について、検討調整した結果について各委員から概要の報告があり、今後の方法について意見が提出され検討が行われた。
 次回は、英国型の安全性を主テーマにして、11月18日(月)午後1時半から開催することとなった。