英米両国との協定交渉に当っての原子力委員会の
意向概要について


  原子力委員会においては、9月13日開催の第37回定例会議において、英米両国と原子力一般協定の締結交渉にあたって原子力委員会の基本的な考え方を明らかにするため検討の上、下記のような意向概要を決定、発表した。

英米両国との協定交渉に当っての原子力委員会の意向概要

                 昭和32.9.13

1.秘密の情報は受けない。

2.協定の内容は可及的国際原子力機関の規約に則る。

3.購入炉に対する燃料供給の確保を計る措置を講ずる。

4.プルトニウムは将来のわが国原子力の平和的利用ができるようにする。

5.わが国で使用せず引き渡すプルトニウムは相手国においても平和的にのみ利用する。

6.燃料の処理は将来わが国でもできるようにする。