動力炉専門委員会日誌

第8回

日時 昭和32年7月12日(金)午後1時30分

場所 人事院ビル 原子力委員会会議室

出席者 

石川、藤岡、有沢、兼重 各原子力委員
川村、吉田、吉岡(代長安、後藤)、森川、木村、島 各専門委員
三谷、小林、嵯峨根大山、辻本、弘田、稲生、瀬藤、松本(訪英調査団)
法貴局次長、ほか担当官

議事 前回の議事録確認の後、法貴局次長から、専門委員会の改組について、従来の専門委員会を専門部会に改組し、部会長を決め、局職員の幹事を置き、また検討テーマも原子力委員会で決めるようになる旨の報告があったなお幹事には、法貴次長、田宮技官(政策課)、井上技官(調査課)がなる予定である。同じく法貴次長から、原子炉地震対策小委員会の幹事会において作成中の同小委員会経過報告書(案)について説明があった。つぎに濃縮ウラン炉の検討方針について、各委員から活発な意見がだされ、ついで英国型実用原子力発電所 text book の検討について各執筆者から内容の報告があった。最後にBWR型原子力発電所の発電コストについて説明があり、閉会した。

 次回は、(1)天然ウラン型の要約と問題点、(2)濃縮ウラン型の今後取り上げるべき問題点を検討する予定である。