第1回政府育成原子力技術発表会について

 前号記載のとおり、第1回政府育成原子力技術発表会は3月26日から28日までの3日間、霞ケ関の合同庁舎講堂において開催された。

 3月26日午前9時40分から開会式が、科学技術庁長官宇田耕一国務大臣代理秋田政務次官、日本原子力産業会議菅礼之助会長代理植村副会長、石川原子力委員会委員、篠原科学技術庁次長以下の出席を得て挙行され、次いで47篇の発表が3日間にわたって行われた。

 会議にはのべ千名をこえる聴講者があり、特に原子燃料、重水、黒鉛および障害防止関係は聴講者が多かった。聴講者には産業界方面の参加者が特に目立ち、中央、地方の公務員関係、教育関係も多かったようである、またスライド利用の説明もかなり多く、熱心な討論とともに参会者に多大の感銘を与えたようで、本発表会の目的を十分はたしたものと考えられている。