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原子力局
昭和29年度から開始された政府の委託または助成による原子力平和利用研究および国立試験研究機関における原子力平和利用研究は、開始して以来すでに3年近くを経過し、この間に多くの成果を収めた。これらの成果はその研究者だけが独占することなく広く公開すべきものであり、特に民間企業の間に技術を交流し、原子力産業の効率的発展を助けるべきである。 1 主催 科学技術庁 2 後援 通商産業省工業技術院 3 協賛 日本原子力産業会議 4 場所 合同庁舎講堂（千代田区霞ヶ関） 3月26日（火） 開会式 午前 9.40〜10.30 挨拶 科学技術庁長官 宇 田 耕 一 〃 日本原子力産業会議会長 菅 礼之助 技術発表および討論 A 減速材および反射材 時間 題 目 機 関 発表者 10.30 原子炉用炭素材料 大 工 試 市瀬 元吉 11.20 高密度黒鉛の製造 東 海 電 極 高吉 友次 11.40 原子炉用黒鉛の製造 昭 和 電 工 沢井 鉄治 12.00 （昼 食） 13.00 重水濃度の測定 学 振 千谷 利三 13.20 重水交換反応用触媒の研究 東 工 試 藤崎 辰夫 13.40 重水交換反応に関する基礎研究 昭 和 電 工 園田 晋 14.20 回収電解法による重水の高濃度濃縮 旭 化 成 久保田 正雄 14.50 寒冷発生および低温断熱の研究 日 本 酸 素 門奈 五兵 15.10 水素の液化精溜 学 振 神田 英蔵 15.40 （休 憩）
15.50 ガンマ線用フィルムバッヂの試験研究 富 士 写 真 古関 靖夫 16.10 遮蔽用特殊セメント並びに遮蔽用特殊コンクリート 日本セメント 佐治 健治郎 16.30 原子炉遮蔽用稠密コンクリートの現場施工 鹿 島 建 設 甲野 繁夫 16.50 放射線遮蔽を目的とする塗料 日本ペイント 野口 正名 3月27日（水） B 放射線の遮蔽および防止 9.30 放射性廃ガスの処理 学 振 鈴木 伸 9.50 放射性廃液の処理 〃 広瀬 孝六郎 10.10 放射性廃液汚泥の処理 学 振 岩井 重 久 10.30 ウラン核分裂生成物およびプルトニウムの相互分離 〃 斎藤 信房 10.50 放射性廃液の処理 東 工 試 青木 文夫 11.10 放射性廃業物の処理 名 工 試 甲田 善生 11.50 （昼 食） 13.00 放射線障害防止機具用濾材 東 洋 濾 紙 田中 辰雄 13.20 放射性煙霧質の処理装置の試作 日立製作所 諌早 典夫 C 原子炉およびその附属装直に必要な諸材料 13.40 ステンレススチールの研究 日本特殊鋼管 黒柳 喬 14.00 ジルコニウムとハフニウムの分離 名 工 試 森田 清 D 燃料および燃料要素 14.30 核原料物質調査 地 質 小関 幸治 15.10 （休 憩） 15.20 国内産ウラン鉱石の選鉱 三菱金属鉱業 河村 勉 15.40 燐鉱石よりウランの抽出 日 産 化 学 天津 秀雄 16.00 共沈法による燐鉱石中のウランの抽出 ラ サ 工 業 宅島 健 16.20 カルシウム還元による金属ウランの製造 科 研 岩瀬 栄一 16.40 原子炉用素材 電 試 黒田 正 3月28日（木） E 計測器およびその他の機器 9.30 内膜式高抵抗の試作 富士通信磯 田淵 誠一 9.50 モールド式高抵抗の試作 東 芝 森島 聿 10.10 小型電位計真空管の試作 〃 八木 正治 10.30 光電子増倍管の試作 〃 岩浅 義孝 函型光電子増倍管の試作 10.50 高速中性子用シンチレーターの試作 〃 上原 康夫 低速中性子用シンチレーターの試作 11.10 ガンマ線用シンチレーター（タングステン酸カルシウム）の試作 浜松テ レ ビ 高木 克己 11.30 ガンマ線用シンチレーター（沃化ナトリウム）の試作 神 戸 工 業 押田 正 11.50 シンチレーションカウンターの試作 島津製作所 橘 芳実 12.10 （昼 食） 13.00 制御用電離函型積算線量計 堀場製作所 大浦 政弘 13.20 カウンター式中性子測定器の試作 日立製作所 中村 純之助 13.40 カウンター式中性子測定器の試作 科 研 山崎 文男 14.00 中性子用硼素塗布式ドシメーターの試作 〃 〃 14.20 電離槽式放射線測定器の試作 神 戸 工 業 三輪 博秀 F 原子炉設計 14.40 原子炉設計の基礎研究 学 振 杉本 朝雄 15.20 （休 憩） 15.30 アナコンによる原子炉制御 電 試 加賀山 正 E 計測器およびその他の機器 15.50 放射線標準の確立並びに計測に関する研究 電 試 大友 哲宏 |