ジュール・ゲロン氏の来日について

 フランス原子力委員会の企画担当理事であり物理化学部長であるジュール・ゲロン氏は、日本の原子力関係者との意見の交換のため、9月30日頃来日する。

 ゲロン氏はフランスにおける原子力開発の最初からこれに参加し、サクレ核研究所長、ストラスブルグ核研究所理事を歴任した物理化学部門の専門家である。

 氏の滞日中の日程は大略次のとおり予定されている。

 10月3日 ゼミナール、一般講演会
    4日 ゼミナール
    5日 ゼミナール、核研、電気試験所視察
    8日 ゼミナール、日立中央研究所視察
    9日 科学研究所、昭和電工、東芝視察
   12日 名工試視察、産業会議講演会
   13日 新三菱重工視察
   15日 産業会議講演会
   16日 三菱電機、住友金属、住友電工視察
   17日 神戸工業視察
   18日 京都大学
   20日 離日

 なおゼミナールのテーマは次のごとくである。

   第1日 ウラン、トリウムおよびプルトニウムの製錬および加工について
   第2日 フランスにおける原子炉材料(黒鉛重水等)の生産について
   第3日 原子力開発における物理化学的諸問題
   第4日 燃料要素の再処理および廃棄物処理について