第2章 新長期計画策定の背景としての内外の原子力開発利用の現状
2.原子力安全確保

原子力開発利用の円滑な推進を図るためには,安全の確保が大前提である。我が国においては,国が厳格な安全規制等を行うとともに,民間,研究開発機関等関係者の不断の努力により,原子力施設等の安全は高い水準で維持されており,国際的にも優れた安全実績を有している。
 しかしながら,これに安住することなく,今後とも厳格な安全規制と万全な運転・管理の実施,防災対策の充実,安全研究の充実に積極的に取り組み,安全確保の実績を積み重ねることにより,一層の国民の信頼感を得られるよう努力を傾けることが重要である。


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