プルトニウムの利用方策の中でも,高速増殖炉は消費した以上の核燃料を生産する画期的な原子炉であり,軽水炉に比ベウラン資源を数十倍有効に利用することが可能であることから,プルトニウムは,高速増殖炉で利用することを基本としており,実用化に向けて積極的に研究(開発を進めている。
　将来の高速増殖炉時代に必要なプルトニウム利用に係る広範な技術体系の確立等の観点から,新型転換炉及び軽水炉によるプルトニウム利用を進めるとともに,プルトニウム燃料加工及び高速増殖炉使用済燃料再処理についても開発を進めている(プルトニウム燃料加工,高速増殖炉使用済燃料再処理については第3章「核燃料サイクル」参照)。

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