第3章 安全の確保及び環境保全
4.環境放射能調査

(5)放射能測定マニュアルの整備

 現在,放射能調査等の実施に際しては,科学技術庁が放射線審議会の審議を経て制定した「ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー」等の分析測定マニュアルが活用されているが,分析対象核種の増加,分析測定法の進歩及び測定装置の改良等に伴い,分析測定マニュアルの制定と改訂等が必要となる。
 このため,科学技術庁は,これら放射能分析測定法について,(財)日本分析センターに原案作成を委託し,放射線審議会の審議を経て放射能分析測定法として逐次制定または改訂している。現在はマニュアルは23冊あり,その題目を以下に示す。
1.全ベータ放射能測定法                      昭和51年9月(2訂)
2.放射性ストロンチウム分析法                   昭和58年12月(3訂)
3.放射性セシウム分析法                      昭和51年9月(1訂)
4.放射性ヨウ素分析法                       昭和52年10月(1訂)
5.放射性コバルト分析法                      平成2年2月(1訂)
6.Nal(T1)シンチレーションスペクトロメータ機器分析法        昭和49年1月
7.ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー    平成2年11月(2訂)
8.放射性ジルコニウム分析法                     昭和51年9月
9.トリチウム分析法                         昭和52年10月
10.放射性ルテニウム分析法                      昭和52年10月
11.放射性セリウム分析法                       昭和52年10月
12.プルトニウム分析法                        平成2年11月(1訂)
13.ゲルマニウム半導体検出器を用いる機器分析のための試料の前処理法  昭和57年7月
14.ウラン分析法                           昭和57年7月
15.緊急時における放射性ヨウ素測定法                 昭和52年10月
16.環境試料採取法                          昭和58年12月
17.連続モニタによる環境γ線測定法                  昭和57年7月
18.熱ルミネセンス線量計を用いた環境γ線測定法            平成2年2月(1訂)
19.ラジウム分析法                          平成2年2月
20.空間γ線スペクトル測定法                     平成2年2月
21.アメリシウム分折法                        平成2年11月
22.プルトニウム・アメリシウム逐次分析法               平成2年11月
23.液体シンチレーションカウンタによる放射性核種分析法        平成2年11月


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