第3章 安全の確保及び環境保全
3.原子力施設等の安全性実証試験等

(13)放射性廃棄物輸送容器等安全性実証試験

(実施機関:(財)電力中央研究所)
 再処理施設をはじめとする核燃料サイクル事業施設の下北地区への立地に伴い高レベル固化体廃棄物を含む海外再処理返還廃棄物が廃棄物管理施設へ,また,原子力発電所で発生した低レベル放射性廃棄物が低レベル放射性廃棄物埋設施設へ大量に輸送されることとなる。
 本実証試験は,これら廃棄物のうち当面ガラス固化体の輸送を取上げ,実規模の輸送容器を用いて落下試験,耐火試験等を行い,ガラス固化体の輸送容器についての信頼性を示して,周辺住民の不安を解消しようとするものであり,1990年度は実証試験に用いる輸送容器の制作等を実施した。


目次へ          第3章 第3節(14)へ