第1章 原子力発電
2.原子力発電所の運転状況

(2)故障・トラブル等

 商業用原子力発電所の事故・故障等は,「電気事業法」及び「核原料物質,核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」の規定に基づき,原子炉設置者が国に対して報告するよう義務付けられている。1988年度中に両法に基づき報告された故障・トラブル等の件数は23件で,ここ数年低い水準で推移している。
 一基当たりの年平均報告件数(報告件数を基数で割ったもの)については0.6件(前年度0.5件)とトラブルが少ない状態が維持されている。

 なお,以上のいずれの故障・トラブル等についても周辺環境への放射能の影響はなかった。


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