第2章 核燃料サイクル
4.使用済燃料の再処理

(4)技術開発

 動力炉・核燃料開発事業団においては,上述のように各種施設を建設し,放出放射能の低減化のための技術開発を行う一方,再処理施設の大型化,運転の安定化等を目的として,遠隔補修技術及び供用期間中検査技術の開発,新型プロセス機器の開発,プロセス機器の技術開発,再処理工程管理システムの開発等再処理プロセスに関する技術開発及び保障措置技術の開発等を進めている。
 日本原子力研究所においては,再処理プロセスの改良のための基礎工学的研究,臨界,遮蔽等に関する安全性評価手法の開発等の安全性研究,再処理基礎化学,材料技術,計測技術,遠隔操作技術等の基礎技術の研究及び保障措置技術の開発を行っている。
 また,再処理施設の大型化に対応するために必要となる環境安全に関する試験研究,再処理主要機器,プロセス機器等の技術確証調査等が行われている。


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