第2章 核燃料サイクル
2.ウラン濃縮

(3)原型プラントの建設

 動力炉・核燃料開発事業団は,遠心分離機の量産技術の確立,プラント設備の合理化等により濃縮プラントの信頼性・経済性の向上を図るため,商業プラントに先立って原型プラントを建設・運転することとしており,昭和58年11月,同プラントを岡山県人形峠に建設することを決定した。昭和59年8月には環境審査が終了し,同年7月には加工事業の許可申請がなされ,昭和59年度には土地造成に着手,昭和60年11月に起工した。昭和62年度に第一期分として100トンSWU/年の能力で部分運転を開始,昭和63年度には200トンSWU/年の能力で全面運転を開始する予定である。


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