第4章 新型動力炉の開発及びプルトニウム利用
4.プルトニウム燃料の加工と高速炉燃料の再処理

(1)プルトニウム燃料加工

 プルトニウム-ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工の研究開発は,動力炉・核燃料開発事業団を中心として実施されてきており,その加工実績も昭和61年3月までの累積で約80トンを超え,我が国は世界的にみてトップレベルにある。
 現在の製造設備能力は,新型転換炉「ふげん」用の10トンMOX/年及び高速実験炉「常陽」用の1トンMOX/年であり,また,高速増殖炉「もんじゅ」用の5トンMOX/年の設備の建設を進めているところであり,新型転換炉実証炉用燃料製造施設(40トンMOX/年)についても建設準備が進められている。


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