第4章 新型動力炉の開発及びプルトニウム利用
2.新型転換炉

新型転換炉(ATR)は,我が国がプルトニウムの早期利用を目指して開発を進めている自主開発炉であり,原型炉「ふげん」(電気出力16万5千キロワット)の設計・建設・運転により実用化に向けての技術的見通しが得られてきている。原子力委員会は,昭和57年8月,新型転換炉の実証炉計画推進のための基本方針を決定しており,その方針に沿って,関係者により実証炉建設に向けて諸準備が行われている。
 新型転換炉の開発経緯および今後のスケジュールを表に示す。


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