第3章 核燃料サイクル
3 核燃料加工

(2)研究炉用核燃料加工

 研究炉用の高濃縮ウラン燃料は,その大部分が国内で加工されてきた。
 しかし,昭和52年に米国が研究炉に高濃縮ウラン(20%以上)の利用を原則として認めない方針を出したことから,高濃縮ウランを使用している研究炉について,低濃縮度燃料(20%未満)に移行するための中間段階の濃縮度(45%)燃料及び低濃縮度(20%未満)燃料を使用するための技術開発を進めているところである。
 このため今後は,濃縮度45%以下の燃料を用いることとなることから,これらの燃料の加工についても,今後,そのあり方等を検討していく必要がある。


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