2.原子力委員会の決定,専門部会報告等

(3)新型転換炉の実証炉計画の推進について

 昭和57年8月27日決定
 原子力委員会

 原子力委員会は,新型転換炉の実証炉計画について,原子力開発利用長期計画において原型炉「ふげん」の経験を踏まえ,1990年代初め頃の運開を目標に,電気出力60万キロワット程度の実証炉を建設するものとし,早急にその具体化を図ることとしたところであるが,その後の関係者間の協議に基づき,計画推進のための基本方針を次のとおりとする。
1. 実証炉の建設・運転は,電気事業者及び動力炉・核燃料開発事業団の協力を得て電源開発株式会社が行う。
2. 実証炉に必要な研究開発及びプルトニウムーウラン混合酸化物燃料の加工は,動力炉・核燃料開発事業団が行う。
3. 実証炉の発電原価については,極力その低減を図ることとし,官民協力して所要の措置を講じる。


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