第5章 核燃料サイクル
4 再処理

(4)高速炉燃料再処理技術開発

 我が国における高速炉燃料の再処理技術開発は,動力炉・核燃料開発事業団において実施されてきている。現在,主にウラン又は放射性同位元素を用いた再処理工程・機器の開発試験が進められ,また,昭和57年9月から,高レベル放射性物質研究施設(CPF)において,高速実験炉「常陽」の照射済燃料を用いた実験室規模の再処理の試験が開始されたところである。さらに,これらの技術開発を踏まえ,昭和60年代後半の運転開始を目途として高速炉燃料再処理試験施設(パイロットプラント:120kg/日)の建設を行うべく,現在,概念設計が進められている。


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