第8章 放射線利用
1 放射線利用の動向

(7)放射線利用に関する国際協力

 昭和40年5月に発足した日本原子力研究所とフランス原子力庁との研究協力は数次の延長を経て,高分子の架橋,並びに崩壊,放射線重合,放射線加工等のテーマについて共同研究を行ってきたが昭和55年5月に完了した。
 昭和53年8月に我が国が加盟した国際原子力機関 (IAEA)の「原子力科学技術分野に関する研究及び訓練のための地域協力協定(RCA)」については,昨年の食品照射に関する研修会に引き続いて昭和55年7月には,放射線及びRIの工業利用に関する研修会を開催して,東南アジア地域への技術移転協力を行った。


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