第3章 核燃料サイクル

6 核燃料施設の安全基準等の整備

 昭和53年11月,核燃料施設の安全に係る基準及び指針の整備,充実を図り,客観的かつ合理的な安全規制の実施に資するため,原子力安全委員会に核燃料安全基準専門部会が設置された。同専門部会は,昭和54年3月より所要の調査審議を進め,昭和55年1月「核燃料施設安全審査基本指針に関する報告書」を原子力安全委員会に報告した。これを受けて原子力安全委員会は,昭和55年2月「核燃料施設安全審査基本指針」を決定し,今後核燃料施設の安全審査においては,本基本指針に基づき行うよう核燃料安全専門審査会に指示した。
 同基本指針は,核燃料施設に共通の基本的考え方を示すものであるが,再処理施設,ウラン加工施設など各施設固有の安全審査指針については,現在,核燃料安全基準専門部会において調査審議が進められている。


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