第2章 原子力研究開発利用の進展

 昭和53年10月から昭和54年にかけての約一年間は,原子力発電規模についていえば新たに6基が運転を開始して合計21基約1,500万キロワットとなり,また,高速増殖炉「常陽」の順調な運転,新型転換炉原型炉「ふげん」の本格運転開始,ウラン濃縮パイロット・プラントの運転開始等,我が国が従来から続けてきた自主技術開発が将来の実用化をめざして着実に進展した年であった。以下これらの研究開発利用の進展状況について概説する。


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