第Ⅱ部 原子力開発利用の動向
第1章 原子力発電

2 原 子力発電所の運転状況

 営業運転中の原子力発電所の設備利用率は,昭和52年度の年度間平均で41.8%とほぼ一昨年並みとなつたが昭和53年度上期(4月~9月)には,59.6%に回復した。
 最近運転入りしたものは先行炉の経験が活かされ,その効果が運転実績の向上にも反映されているが,一方,先行炉では定検中に新たに発見された機器,配管の異常等,各種のトラブルがみられた。これら機器,配管の異常等の具体的内容については,第3章第2節の(2)発電用原子炉の検査及び(3)原子力発電所の故障等の項で述べる。


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