第Ⅰ部 総論
第2章 原子力研究開発利用の進展と新長期計画

 昭和53年9月,原子力委員会は,新たな長期計画を決定した。
 また前章で述べたように,原子力基木法等が改正され10月4日からは従来の原子力委員会が原子力委員会と原子力安全委員会に分離され,新体制が発足することとなつた。
 今後の我が国の原子力研究開発利用は,これらの新しい長期計画と体制の下で進められることとなるが,本章では,この新しい長期計画の背景となつた原子力研究開発利用の進展の状況について,特に昭和52年4月い降の主要な動向を踏まえつつ,明らかにするとともに,新長期計画及び今後に残されている課題についての考え方を示すこととする。


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