第1章 原子力発電

2 原子力発電所の運転状況

 営業運転中の原子力発電所の設備利用率は,昭和51年度の年度間平均で52.8%であった。これは,前年度の41.9%に比べ,かなり改善されている。
 昭和51年度後半以降,定期検査において発見された機器,配管の異常の修理及び他の原子力発電所の同様箇所の点検等により運転が停止する例が多くなり,昭和52年度前半(4月〜9月)の平均設備利用率は,38.9%と低い水準になった。これら機器,配管の異常等の具体的内容については,本章第5節の(2)原子力発電所の検査及び(3)原子力発電所の故障等の項で述べる。


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