第3章 核燃料
§3 使用済燃料の再処理

2 使用済燃料の再処理に関する研究開発

 現在,世界の主流を占める再処理方式は湿式法であるが,この方式に比べて,乾式法は工程が短く,液体廃棄物を出さない等の利点を有し,特に高速増殖炉燃料の再処理において有望である。このため,日本原子力研究所において引き続き乾式法,特にフッ化物揮発法について基礎研究を行なった。
 また,動力炉・核燃料開発事業団においては,再処理工程から生じる放射性スラッジ等のアスファルト固化処理技術について研究開発を行なった。


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